水星−金星、金星−地球間の差動回転機構の構成は以下のとおりです。

　水星−金星間

	歯車Ａ	歯車Ｂ	歯車Ｄ	歯車Ｃ	腕	歯車Ｅ
歯数	50	50	45	30	−	45
全体固着	0.4	0.4	0.4	0.4	0.4	0.4
腕固定	0.6	-0.6	-0.4	-0.6	0	0.6
合成	1	-0.2	0	-0.2	0.4	0.8

　金星−地球間

	歯車Ａ	歯車Ｂ	歯車Ｄ	歯車Ｃ	腕	歯車Ｅ
歯数	50	15	30	15	−	30
全体固着	5/8	5/8	5/8	5/8	5/8	5/8
腕固定	3/8	-5/4	-5/8	-5/4	0	5/8
合成	1	-5/8	0	-5/8	5/8	5/4

　水星と金星の公転周期の比が2:5、金星と地球の公転周期の比が5:8となるので、金星の公転周期はやや短く、水星の公転周期はやや長くなっています。

　地球−火星間の差動回転機構の構成は以下のとおりです。

	歯車Ａ	歯車Ｂ	歯車Ｄ	歯車Ｃ	腕	歯車Ｅ
歯数	50	50	45	50	−	50
全体固着	10/19	10/19	10/19	10/19	10/19	10/19
腕固定	9/19	-9/19	-10/19	-9/19	0	9/19
合成	1	1/19	0	1/19	10/19	1

　地球と火星の公転周期の比は10:19となるので、火星の公転周期はやや長くなっています。

　金星の公転周期225日を基準にすると、このオーラリーでの公転周期と実測を比較すると次のようになります。

	オーラリー	実測
水星	90日	88日
金星	225日	225日
地球	365日	360日
火星	687日	684日