各天体の公転周期ですが、まず、海王星と冥王星は2:3の軌道共鳴となっています。このほかは軌道共鳴ではありませんが、冥王星対ハウメアが7:8、冥王星対マケマケが4:5、冥王星対エリスが4:9に近くなっています。冥王星、ハウメア、マケマケ、エリスの公転周期は、それぞれ、PP=248.09(年)、PH=285.4(年)、PM=309.9(年)、PE=557(年)ですが、(7PH)/(8PP)=1.00659035、(4PM)/(5PP)=0.999314765、(4PE)/(9PP)=0.997845764、となります。故に、このオーラリーでは、各天体の公転周期の比率は、海王星対冥王星を2:3、冥王星対ハウメアを7:8、冥王星対マケマケを4:5、冥王星対エリスを4:9で近似しました。

 各天体間の差動回転機構の構成は以下のとおりです。

海王星−冥王星
  歯車A 歯車B 歯車D 歯車C 歯車E
歯数 50 25 25 25 25
全体固着 2/3 2/3 2/3 2/3 2/3 2/3
腕固定 1/3 -2/3 -2/3 -2/3 0 2/3
合成 1 0 0 0 2/3 4/3


冥王星−ハウメア
  歯車A 歯車B 歯車D 歯車C 歯車E1 歯車E2
歯数 50 50 20 56 20 50
全体固着 7/8 7/8 7/8 7/8 7/8 7/8 7/8
腕固定 1/8 -1/8 -7/8 -1/8 0 7/8 7/8
合成 1 3/4 0 3/4 7/8 7/4 7/4


 これまでの差動回転機構では、歯車Eを、歯車Cに噛み合うE1と、歯車Dに噛み合うE2との2段にしてE1の歯数=E2の歯数としてきましたが、この差動回転機構ではE1の歯数≠E2の歯数としています。



ハウメア−マケマケ
  歯車A 歯車B 歯車D 歯車C 歯車E1 歯車E2
歯数 60 15 30 60 15 20
全体固着 32/35 32/35 32/35 32/35 32/35 32/35 32/35
腕固定 3/35 -12/35 -32/35 -12/35 0 -24/35 -24/35
合成 1 4/7 0 4/7 32/35 8/35 8/35


マケマケ−エリス
  歯車A 歯車B 歯車D 歯車C 歯車E
歯数 25 25 20 25 25
全体固着 5/9 5/9 5/9 5/9 5/9 5/9
腕固定 4/9 -4/9 -5/9 -4/9 0 4/9
合成 1 1/9 0 1/9 5/9 1