E₀/Δ＝-5の場合は、束縛状態が次のように6つあります。

	E/Δ
E0s	-2.507
E0p	-1.534
E0d	-0.614
E1s	-0.731
E1p	-0.156
E2s	-0.055

　E₀/Δ＝-5の場合のハイドロンのエネルギー準位を、E₀/Δ＝-5を底点とした調和振動子型ポテンシャルでのエネルギー準位と比較したものが以下の通りです。0s，1p状態のエネルギー固有値のずれはわずかですが、1s状態と0d状態の縮退が解けて1s状態の方がわずかにエネルギーが下がります。また、3s以上、2p以上、1d以上の状態は非束縛状態となり、f状態以上はすべて非束縛状態となります。


　E₀/Δ＝-5の場合のハイドロンのポテンシャル曲線とエネルギー準位をプロットしたものが以下の通りです。r₀/r=1が核子表面で、これより内側で調和振動子型となり、外側で1/r³型となります。外側の点線の放物線は調和振動子型ポテンシャルの曲線を延長したものです。クリックするとより大きい画像になります。


　6つの束縛状態の波動関数は以下のようになります。