E₀/Δ＝-7.5の場合は、束縛状態が次のように18個あります。

E/Δ E0s -5.000 E0p -4.002 E1s -3.017 E0d -3.008 E1p -2.062 E0f -2.025

E/Δ E2s -1.259 E1d -1.177 E0g -1.068 E2p -0.623 E1f -0.435 E3s -0.329

E/Δ E2d -0.201 E0h -0.174 E3p -0.0942 E4s -0.0435 E5s -0.000992 E4p -0.000478

　E₀/Δ＝-7.5の場合のハイドロンのエネルギー準位を、E₀/Δ＝-7.5を底点とした調和振動子型ポテンシャルでのエネルギー準位と比較したものが以下の通りです。0s，1p状態のエネルギー固有値のずれはわずかですが、1s状態と0d状態、1p状態と0f状態の縮退が解けて1s状態、1p状態の方がわずかにエネルギーが下がります。また、6s以上、5p以上、3d以上、2f以上、1g以上、1h以上の状態は非束縛状態となり、i状態以上はすべて非束縛状態となります。


　E₀/Δ＝-7.5の場合のハイドロンのポテンシャル曲線とエネルギー準位をプロットしたものが以下の通りです。r₀/r=1が核子表面で、これより内側で調和振動子型となり、外側で1/r³型となります。外側の点線の放物線は調和振動子型ポテンシャルの曲線を延長したものです。クリックするとより大きい画像になります。


　18個の束縛状態の波動関数は以下のようになります。

　s状態については以下のようになります。


　4s状態、5s状態について拡大すると以下のようになります。


　p状態については以下のようになります。


　3p状態、4p状態について拡大すると以下のようになります。


　d状態については以下のようになります。


　f状態については以下のようになります。


　g状態、h状態については以下のようになります。