りょうけん座α


回折像解析ソフトdifr01.exe
およびPaintShopPro7により作成。
原画像の2倍に拡大表示。

成分等級スペクトル型離角位置角
A2.85A0Xp−−
B5.52F0X19.3244


　A星の方がα2といわれ、B星の方がα1といわれています。A星はりょうけん座α2型変光星の典型的なもので、地球の磁場の約5000倍の強さの磁場をもっていて、主系列星としては最も強い部類となります。A星はケイ素・水銀・ユーロピウムの顕著な線スペクトルが見られる化学特異星で、5.47日周期で0.1等変光します。この星は、恒星の磁場によって大気中の金属元素の分布が不均一になり、さらに表面の光度にも差が生じ、天体の自転に伴って変光を示すと考えられています。


　下の画像は、NexImage5でExposureを1/10秒にしてビニング4で撮影した動画をスタック処理した後、トリミング等で余分な光点を取り除いた画像です。