カシオペヤ座φ


回折像解析ソフトdifr01.exe
およびPaintShopPro7により作成。
原画像の2倍に拡大表示。

成分等級スペクトル型離角位置角
A5.07F0T−−
C7.04B6T134.0231


　カシオペヤ座φは、散開星団NGC457に属しているように見えますが、その成員であるのか、偶然視線方向に並んでいるだけなのか、明らかではありません。他にもB,D,E星という伴星がありますが、10〜12等級なので、観望するにはもう少し口径の大きな望遠鏡が必要です。A星、C星はそれぞれ、カシオペヤ座φ1、カシオペヤ座φ2ともいわれています。

　カシオペヤ座φとNGC457は、いわゆるET星団を構成していて、カシオペヤ座φ1、カシオペヤ座φ2はETの両眼にあたりますが、NGC457は最も明るい星が8.3等で、他は10等級以下の暗い星なので、ETの全容を観望するにはもう少し口径の大きな望遠鏡が必要です。

赤丸の中がNGC457で最も明るい8.3等星。紫の丸の内部がET星団。