はくちょう座16番星


回折像解析ソフトdifr01.exe
およびPaintShopPro7により作成。
原画像の2倍に拡大表示。

成分等級スペクトル型離角位置角
A+C6.00G1.5X+MX−−
B6.23G2.5X41.6132


　Wikipediaによると、太陽類似の黄色矮星どうしのペアで、太陽系から70光年のところにあり、天球上に投影された見かけの距離は860AU離れています。A星のほうは見かけの距離で73AUのところに赤色矮星の伴星Cを伴い、B星のほうは798.5日周期で公転する、下限質量が木星質量の1.68倍という惑星bを伴っています。惑星bは、軌道長半径は1.68AUですが、離心率が0.681もあるエキセントリック・プラネットで、太陽系の中心にB星を置いたとすると、惑星bは、平均距離では火星のあたりですが、遠日点では小惑星帯のあたり、近日点では金星軌道の内側に入り込むという軌道を描いており、ハビタブルゾーンには安定した軌道を描く地球型惑星は存在しそうにありません。

　一方、太陽系の中心にA星を置いたとすると、C星は冥王星の2倍離れており、輻射量は太陽の1.6倍なので、地球のような惑星が回っていたとすると、軌道半径は1.26AUとなるので、地球と火星の間を回っていることになります。