はくちょう座ο1


回折像解析ソフトdifr01.exe
およびPaintShopPro7により作成。
原画像の2倍に拡大表示。

成分等級スペクトル型離角位置角
Aa+Ab3.93K2U+B3W−−
C6.97B9X106.7172


　離角は大きいのですが、アルビレオやアルマクと同じく、橙色主星と青色伴星のペアです。もう少し明るくて離角が小さかったら、アルビレオに匹敵する存在になったでしょう。

　ο1は31番星ともいいますが、333.7″離れたところに30番星があり、見かけ上3重星となっています。橙と青のペアの31番星に対して、30番星は白いので、その対比も楽しめます。

　イタリア語版Wikipediaによると、主星はK2型輝巨星とB3型準巨星とからなる周期10.36年の食連星で、主星が伴星を隠す蝕は63日続きます。7等級の伴星にはCという符号がついていますが、この他に離角37″で13等級の伴星Bがあります。