S537
回折像解析ソフトdifr01.exe
およびPaintShopPro7により作成。
原画像の2倍に拡大表示。
| 成分 | 等級 | スペクトル型 | 離角 | 位置角 |
|---|---|---|---|---|
| A+B | 6.56 | A0+A1 | − | − |
| C | 8.28 | A2X | 30.4 | 282 |
| おおいぬ座ο1の約1゜西にあります。南北に2つの星が並んでいますが、北側の明る方いがS537です。南側のほうもS538という重星で、同一視野に2組の重星が接近して見える光景は、もう少し明るければ、夏のこと座εに対して「冬のダブル・ダブルスター」といってもよいでしょう。条件がよければS538の南にももう1つ8.5等星が見えるので、ダブル・ダブルスター＋αとなります。S537の主星はさらに6.3等と7.6等の重星ですが離角は1.8″しかなく、冬の安定しない気流のもとでは分離は難しいでしょう。 |
S537とS538
ステラナビゲータ10により、視野0.5度、限界等級8.5等、星像の大きさ2.0、拡張恒星データTycho-2で作成。